植栽による強風対策
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ある都市のビル周辺で、風速が強くなるスポットがあるとわかりました。
今回は樹木を配置してこの地点の風速を弱めることができないかを検討します。樹木をどこにどのくらい配置したら、効果的な強風対策となるか。逆解析機能を使った解決に注目です。
解析概要
目的
ある都市のビル周辺の風環境の解析を行ったところ、下図の丸印の部分で風速が強くなることがわかった。何らかの対策を行い、この地点の風速を弱めることができないかを検討する。(以下、丸印の部分をターゲットと呼ぶ)
改善案
ターゲットの風速を弱めるため、ビル周辺に植栽を行う。
FlowDesignerの『樹木キャノピーモデル』機能※ を使用して、対策モデルを作成し、改善案の模索をする。どのような樹木配置がよいか。
※東北大学との共同開発
従来の解析方法の場合
樹木配置案をいくつか作成して、ケーススタディを行った。以下の4パターンの中では、ケース③の配置が良さそうである。もっと良い配置はないか?最適な配置案を効率よく探すことはできないか?
ケース①
ケース②
ケース③
ケース④
逆解析を使った場合
現状案の解析結果に対し「設計目標」を設定することで、『感度』(設計目標への影響力の大きさ) を求められ、改善案の可視化ができる!
Step1:設計目標となる場所を設定
現状案の解析結果
Step2:設計目標数値を設定
果たしてFlowDesignerの解析結果は…?!
逆解析の結果、従来の方法で解析した4パターンとは異なる場所に樹木を配置すると分かりました。さて、どこにどのくらい樹木を配置すれば効率よい強風対策となるのでしょうか。
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