体育館温熱環境解析
- 建築
- 屋内解析
空調の吹出方向の違いで室内の温度分布に変化はあるのか?今回は観客数8,300名を収容できる体育館内の温熱環境を検討しました。
解析概要
目的
夏の冷房能力が人・機械などの発熱に対して十分であるか、フロアおよび観客席の温度分布に注目する。
ケーススタディ
空調の吹出流量と温度は一定として、吹出方向のみを変更したときに効果があるかを検証する。なお、吹出方向は次の2パターンで検証する。
パターンA:中央に向かって吹き出す
館内全体図:中央に向かって吹き出す
パターンB:斜め45度に向かって吹き出す
館内全体図:斜め45度に向かって吹き出す
吹出口拡大図:中央に向かって吹き出す
吹出口拡大図:斜め45度に向かって吹き出す
解析モデル(全体図・流出入条件)
体育館の内部のみを解析の対象とする。大きさは106×96×30立方メートル。
空調78ヶ所を流入条件として、観客席・フロアの各出入口、天井部排気ファン・開口を流出条件として設定。
体育館の大きさは106×96×30立方メートル
空調78カ所を流入条件として設定
観客席・フロアの各出入口を流出条件として設定
天井排気ファン・開口を流出条件として設定
(赤線実線:天井排気ファン。赤線点線:天井開口)
解析モデル(発熱条件)
室内の発熱条件として「人体」「機械」「照明」の3点をモデル化する。
- ●人体発熱
-
エリア 一人当たりの発熱量 人数 観客席部分 65ワット 8300人分を面積配分 フィールド 120ワット 25人を想定
- ●機械発熱
- 図中央上部にある天井付モニターの水色部分の表面温度を60度に設定
- ●照明発熱
- 天井部にあるオレンジ色の照明の表面温度を60度に設定
果たしてFlowDesignerの解析結果は…?!
AとBのパターンでどのような違いがでたのか。なんと吹出方向によって空間全体の平均温度が異なるとわかりました!
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